月経過多 レバー

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レバーのような塊が出るのはなぜ?

 

月経過多の人がしばしば憂鬱に感じるのが、経血が塊で出ることです。

 

それもレバーのような塊でぼろりと出ることですね。

 

 

生理の時の出血、あの中で本当の血液が占めている量は半分かそれ以下です。

 

半分以上は、はがれた子宮内膜や、それが産生した粘液などで構成されます。

 

そこに血液が混じるから全部赤くなって、出血であるかのように感じてしまいます。

 

 

子宮内膜というのは上皮細胞です。

 

口の中を火傷したときに上あごの粘膜がペロンとはがれることがありますよね、あれは口腔粘膜の上皮です。

 

子宮内膜は単層で、口腔粘膜は重層なのでちょっと違うのですが、イメージでいえば、あれがはがれて出てくるという感じです。

 

でも、シート上で出てくることはないですよね、あれはなぜだと思いますか?

 

 

生理の時に剥がれ落ちた子宮内膜は、生理の直前に産生されるたんぱく分解酵素でばらばらに消化されます。

 

これにより、シート状の上皮という見かけがなくなるのですね。

 

これはスムースに剥がれ落ちた細胞や粘膜を子宮の外に流しだすために重要な働きです。

 

 

この酵素は血液に対しても働きかけて、血液が凝固するのを防ぎます。

 

だから、怪我した時などと違って、ごく普通の生理の出血はさらさらとして固まらないのです。

 

 

 

この酵素の分泌量は普通の生理に含まれる血液をサラサラにするのには十分な量が産生されますが、血液の量が多すぎると血液の凝固を阻止できません。

 

このために子宮筋腫などで出血量が多い人の経血は固まりやすいのです、レバーのようにボロンと出たりします。

 

 

もちろん、普通の生理であってもこの塊はしばしば認められます。

 

でも、直径2pを超えるサイズの塊が出るようであれば、うまくいってない、酵素の量が出血量に見合っていないと判定していいでしょう。

 

 

 

ちなみに、この状況は初潮が始まって3〜4年の間にも見られます。

 

これは出血が多いのではなくて、酵素が十分に産生されないことによるものです。

 

少女のころは子宮口(子宮内腔と膣とをつなぐ穴)も小さいので、固まった血液がなかなか出ません。

 

中学生ぐらいの女の子が生理痛がきつかったりするのはこういう理由だったりします。

 

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