月経過多 命の母

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いろんな漢方薬のいいとこどりしたのが命の母

 

ずっと昔から販売されている月経不順や更年期障害用の薬に「命の母」というのがあります。

 

小林製薬から販売されているこの薬、やすいし、自分の身近にも飲んでる人が多いので気軽に試してみて、調子が良くなったので愛用してるという人、少なからずいるようですね。

 

どんな成分が入っているのかと思って調べてみた時にちょっと笑ってしまいました(悪い意味ではないです)。

 

 

商品説明サイトに書かれていた説明を引用します。

 

「「命の母A」は、当帰芍薬散をメインに桂枝茯苓丸と加味逍遙散を合わせて考えられた処方です。複数の生薬を配合することで様々な症状に合わせやすい処方になっています。」

 

 

なるほど、いいところを集めて新しいものを作る、日本人の得意な発想で作られたお薬です。

 

このサイトの別の記事でも書いていますが、当帰芍薬散は「虚証(冷え性で腹筋に力のないやせた女性)」の方の生理不順を改善するのによい薬、それがメインです。

 

そして桂枝茯苓丸は「実証(腹筋がしっかりあり、冷えにくい、元気溌剌系の女性)」の方の生理不順やお血(血液の流れが滞っている)を解消する薬、それが合わせてあります。

 

さらに加味逍遥散、これは更年期のやや虚証の感じの人、精神的なストレスがたまっているような人に効果的な薬。

 

 

女性によく処方される漢方薬のいいとこどりをしようというものですが、証はあまり気にしていません。

 

中国であればおそらく作られることのない薬だったかと思いますが、日本人は、「虚証か実証か調べるの面倒だから、両方をいい塩梅で混ぜちゃえばどっちにも効くんじゃないの」とばかりに作っちゃうんですね。

 

で、実際にこれだけロングランで売れているということは、効果を感じている人がたくさんいるということです。

 

 

 

さて、命の母が月経過多に有効かどうかですが、効く人もたくさんいると思いますし、効かない人もいると思います。

 

これは月経不順を整えてくれるので、月経前症候群や排卵がきちんとないケースには有効だと思います。

 

 

理想を言えば、漢方のわかる医師に虚証か実証かを判断してもらって適した漢方薬を処方してもらうのがいいと思うのですが、産婦人科に行くのは敷居が高いですよね。

 

そういう時、ものは試して1〜2か月飲んでみるお薬として十分考慮に値するのではないかと思います。

 

体に合っていれば飲み続けることで効果が見えてくる可能性があります。

 

 

 

ただし!

 

30歳を超えた人で月経過多があり、子宮がん検診をこの1年以内に受けていない人は、病院でのがん検診、内診や超音波検査を先に済ませてください。

 

できれば、せめて、市販薬を3か月飲んで効果がなかったら産婦人科を受診してみましょう。

 

悪いものがないかどうか、悪いものではないけれども具体的に子宮筋腫などの器質的疾患がないかどうか、それを検査することはとても大事です。

 

 

それを知った上で、諸症状改善目的で命の母を飲んでみるのであれば、ぜんぜん悪くない考えだと思います。

 

 

 

基本的には、病院にまったく行かずに・・・というのは産婦人科としてはちょっとお勧めはできません。

 

「もしかしたら何か悪いものが子宮や卵巣にあって、それを子宮が「月経過多」という形で知らせてくれているのかもしれない。

 

 子宮の訴えが何かとりあえず調べてみよう。」

 

そう思ってくれたらうれしいなと思います。

 

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