月経過多 貧血

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産婦人科に行かずに月経過多と貧血を治す方法はないかしら?

 

産婦人科受診をためらう、いくつになっても産婦人科受診が怖いという女性はたくさんいます。

 

出産したことのない人の場合にはそのケースが多いですね。

 

出産経験のある方の場合でも、出産後しばらくは気にしなかったけど、数年間ご無沙汰しているとやはり行きたくなくなってくるみたいですね。

 

まあ、確かに、自分が泌尿器科に行って診察されることを考えると気持ちはわかりますけど。

 

 

タイトルにした、産婦人科に行かずに月経過多と貧血を治す方法。

 

基本的にはありません、受診してください。

 

でも、原因によっては可能性が無きにしも非ずです、特殊例ですけど。

 

 

 

多嚢胞性卵巣症候群(Polycystic ovary syndrome:PCOS)という病気があります。

 

これは卵巣から卵子がきちんと排卵されずに、卵胞がたまってしまった状態で、当然ながら不妊症などの原因となります。

 

この場合、組織を見ると卵巣の表面が肥厚することで排卵が妨げられるのですが、この原因の多くは肥満にあると考えられています。

 

「過度の肥満によってインシュリン抵抗性物質が分泌され、血中インシュリンの上昇で男性ホルモンの産出過剰を招き、黄体形成ホルモン(LH)が高値となる」(Wikipedia)

 

という説が有名です。

 

 

この病気の治療法として推奨されるのがまず第一にダイエット、肥満の解消です。

 

糖尿病の治療薬であるビグアナイド系の薬剤、メトホルミンが有効であることもわかっています。

 

いずれの方法もインスリン抵抗性を減らすことがわかっているので、上にあげた説と話は合致します。

 

 

ホルモン分泌やホルモンの作用というのは肥満に大きく左右されるのですね。

 

 

さて、月経過多(過多月経)、それも貧血を起こすような月経過多がある方の場合、それは一見すると上の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは逆の状況に見えます。

 

しかしPCOSになろうとなるまいと、肥満がその人のホルモンバランスを大きく狂わせていることには間違いありません。

 

特に過多月経の症状がけっこうバラバラだという方の場合には、ホルモンバランスの乱れがそれに大きく影響している可能性があります。

 

 

 

その観点からすると、食事を見直して健康的にダイエットみるの、おすすめです。

 

理論的に言えば糖尿病の治療方法としても最近話題の糖質制限によるダイエット、速やかに内臓脂肪を減らしてインスリン抵抗性を下げてくれます。

 

糖質を減らすだけで摂取カロリーは減らしませんし、肉や魚を食べることは推奨されていますから、貧血にも影響ありません。

 

 

糖質制限ダイエットをやってみて、それで月経過多が落ち着くようであれば、とりあえずOKです。

 

(もちろん産婦人科医としては受診してほしいのですけれども。)

 

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