月経過多 止血剤

スポンサードリンク

月経過多にトラネキサム酸 子宮筋腫でも更年期でも効果的

 

古くからつかわれている薬でトラネキサム酸という止血剤があります。

 

産婦人科では「トランサミン」という名前で処方していますが、市販薬でも「トランシーノ」という名前で第一三共から「肝斑に効く」ということで販売されています。

 

 

これは意外に効果的で、月経血の量を下げてくれます。

 

使い方としては、多いとわかっている日の朝から、あるいはその前日の夕方から毎食後に(食事気にしないで8時間おきでいいです)内服します。

 

子宮筋腫の月経過多の方には真っ先にお出しする薬で、うまいことコントロールできれば月経血量が半減するほどに効果があることがあります。

 

(全員に必ず効くというわけではありませんが。)

 

 

更年期の月経過多の方にも効果的です。

 

これは肝斑治療薬としてポピュラーになってきて、その副作用で月経過多が楽になったという人が多かったので、医者も見直した次第です。

 

更年期の月経過多は、一時的なものであまり熱心に相談に乗らない医者が多いのですが(すみません)、重大な問題ですよね。

 

トランシーノ、更年期の月経過多には特に効果的なのかもしれません。

 

更年期の過多月経があって顔のシミも気になる方は試してみるのもいいかもしれないですね。

 

 

 

トラネキサム酸の効果ですが、血栓を溶かすシステム、「一次線溶系」の機能疎外にあります。

 

具体的に書くと、血液が凝固した時にはその塊の中心にフィブリンという分子がありますが、トラネキサム酸はそれに結合します。

 

これにより、フィブリンを溶かす作用を持つプラスミノーゲンという分子が作用するのを阻害し、凝固した血液がとかされるのを防ぐのです。

 

血液が凝固されたまま維持されやすくなるということです。

 

 

 

そういうお薬ですから、逆に血液が凝固すると困る病気の人は飲んではなりません。

 

たとえば血栓ができやすい人、心臓に人工弁がはいってるとか、心筋梗塞の既往があるとか、脳こうそくの既往があるとかいう人は危険です。

 

(慎重投与、となっており、禁忌ではありません。)

 

エコノミーシート症候群も起こりやすくなる可能性があるので、海外に行く飛行機に乗る時などはできれば避けておくほうが安全です。

 

(この件に関しては私の思い付きで書いてますのであしからず。)

 

そういったことを念頭に置きつつ、上手に使っていきたいですね。

 

スポンサードリンク

関連ページ

外科治療法リスト
月経過多の外科的な治療に関しての説明です
検査リスト
月経過多の検査・治療に関しての説明です
海外の治療方針
月経過多の治療方法の海外と日本との違いについての説明です。