月経過多症

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月経過多症(過多月経)の基準や定義とは?

 

月経血の量を比較することはあまりないのでわからないと思います。

 

日本人女性の場合は生理期間中の経血量は65〜85gであり、少ない人で30g程度、多い人でも120g程度までが多数を占めるようです。

 

ですが、それから外れたら即、問題ありとは言えません。

 

たとえば身長や骨格が違えば生理の量は変わります。

 

人種差も大きく、ヨーロッパ系の人は日本人の倍ぐらいの出血はおかしくないそうです。

 

そのような個人差は病気ではありません。

 

 

 

したがって月経過多症というのは「どのぐらい困っているか?」が一つの基準となります。

 

たとえば、ナプキンを1時間おきかそれ以上頻繁に変えなければならなければ過多月経、2時間に1回まででOKなら正常範囲、その間ならちょっと多め、みたいな感じで切ります。

 

このように、自分が処理に困っていたら過多月経です。

 

また、量が多いだけが問題ではありません。

 

一日一日の出血量は2時間に1回でなんとかなるけれども、それが8日以上続く、となると過長月経という言い方をします。

 

こちらも長く続くのでトータルの出血量は多くなりがちです。

 

 

過多月経にしても過長月経にしても、医学的には、困っているだけでなく

 

その原因が何であるのか?

 

そして、

 

経血が多いことで健康上のトラブルが生じていないか?

 

その二つが重要な問題となります。

 

 

このサイトでは月経過多(過多月経)に関して産婦人科医として専門的なことを、でも、できるだけ平易な言葉で伝えてみようと思います。

 

病院に受診する前の情報収集の助けになればうれしいです。

 

 

ただし、最終的にはあなたの体を見てくれる産婦人科の先生の説明を聞いて、あなたからも質問して、納得のいく治療を受けるようにしてください。

 

決してここに書いてあることだけで片付けてしまわないように。

 

大事なあなたの体、あなた自身で守ってあげてください。

 

 

それでは、ごゆっくりどうぞ。

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